練馬にある日本酒(純米燗)とおでん・酒肴のお店です


「燗酒」との邂逅。

酒と肴を、神経を集中させて味わう特別な時間。

 

練馬の一角でゆったり、ゆっくり燗酒と膳(かしわ)をお楽しみください。

賑やかな街中での大人の空間。

皆様に日常の中で燗酒をもっと飲んでいただけるよう

日々研鑽、奮闘、奔走中。


月曜から土曜

17時30分~23時ラストオーダー

日曜定休(祝日は営業)

その他臨時休あり

 

1階 カウンター15席 

2階 座敷席 10名様くらいまで

(2階席は3名様以上でご利用ください)

 

東京都練馬区豊玉北5-17-23

03-5999-9489(予約可)

かしわ屋

三題噺

「こないだ美味しかった、ほらアレ、あのメニュー今日はないの?」

メニューを隅から隅まで穴が開くほど見ていたお客様から、あるいはメニューをまるで一顧だにしないお客様からしばしば発せられる質問である。

 

食材やオペレーションにあまり余裕がないために、大抵の場合そういったリクエストとも取れかねない質問には「今日はありません」と答えるしかない。

その際私は〈こないだのあのメニューを気に入ってくださったんだな〉と誇らしさを感じ入りながらも、〈今日のメニューに魅力を感じるものがないのだろうか〉とふがいなさも感じてしまう。そしていつも後者の方が若干高い比率で私の心の中を占める。

 

うどん屋でも焼き鳥屋でもなく、「燗酒メインの店」を掲げてから(あまり周知されていないのだが)来店するお客様の期待通りの店でありたいと言うよりは、「期待を越える店」になることをモットーとしている。来店のたびに新鮮さを感じてほしいと思っている。

 

 

店主である私が想定しているのは落語の「三題噺」。

ご存じの通り客席から出た3つのお題を盛り込んだ話を即興で演じるのであるが、意外なところに題目を折り込んで予想できない展開に話を持って行くところが噺家の腕の見せ所。

酒・食材・接客でもっていつも新しい物語を楽しんでもらえるようなお店が私の理想。

 

 

 

 

 

 

 

少々改まって、しぼりたて

身が締まり脂ののった魚に、寒さに耐えるために甘みをしっかりと蓄えた冬野菜。

こうした豊富な旬の食材には、「しぼりたて」のお酒を合わせるのもよし、一年じっくり寝かされた「寒おろし」の熱燗もよし。

旬の食材とお酒の旨みがもっとも良く溶け合い、高め合う最良の季節。

体が自然と日本酒を求める季節ではないでしょうか。

 

「しぼりたて」「初しぼり」が飲めるこの時期、全国の蔵は造りの真っ最中。

日本酒ブームとは言われるものの、それほど日本酒を飲む人が増えていない国内市場で、各蔵は生き残りをかけてしのぎを削る。

少しでも評判を落とすようなことがあれば、命取りになりかねない。

それだけにその年の造りの出来を占う「しぼりたて」の味わいには、緊張感さえ感じさせるものがある。

 

その「しぼりたてを」繊細に、ごくぬる燗で。

冷えていたときには味わえない酸由来の旨みが感じられる。

冷えていたときには抑えられていた渋みや苦みが垣間見え、それが奥行きをつくり出し、ともに合わせる食材への包容力をほのめかす。

 

心血を注いでつくられた日本酒には、心に滋養する芸術の側面があるものだ。

 

今週の新メニュー

このところ日の照っている日中は暖かいのですが、夕方はやはり冷え込みます。

その気温差のせいでしょうか、温かいお酒目当てのご新規のお客様もお見えになり、当店の燗酒好調です。

今回は新酒から味がのってきた純米酒のお燗、さらに熟成酒のお燗まで、様々な個性に合わせたくなる新たなメニューをご紹介。

 

・「ケール、京揚げ、しじみの炒め煮」

 健康野菜ケールと肝臓の働きを助けるしじみの黄金タッグ?

 旨みのしみこんだ京揚げも準主役です。

 

・「熟成鶏胸肉とタケノコのソテー」

 にんにくとトマトで風味をつけたシンプルなソテー。

 聞き慣れない鶏肉の「熟成肉」ではありますが、新鮮な鶏肉とはまた違った旨みが引き出されているようです。

温かいメニュー

燗酒がいちだんと旨い今日このごろですが、ご一緒に食べていただきたいメニューをご紹介。

・ゆり根と豚肉の卵とじ

  カツオ・昆布のだしで炊いたほくほくのゆり根が体を温めてくれます。

  旨みの強いブランド豚肉と、ゆり根との相性抜群の玉子で食べ応え十分。

  旨みがしっかりした純米酒の燗酒とご一緒にどうぞ。

・鱈と下仁田葱の山芋小鍋仕立て

  すり下ろした山芋を溶いた鶏ガラだしのとろとろコラーゲン鍋。

  熱々なのがわかっていても熱々のうちに食べたくなる新感覚の小鍋です。

  ほんの軽くあたためたフレッシュな新酒と相性がよさそう。