女性のためのエギング入門

うちに「釣りキチ」がいる。

その「釣りキチ」は今日、「女性のためのエギング入門(イカを釣るためのテクニックらしい)」という名の東京湾での釣り教室に、早朝から一人で出掛けていってしまった。


「釣りキチ」とは家内のことだ。

「釣り」に目の色をかえだしたのは2年ほど前、家内の父の墓参りで千葉の外房に家族で行った際のこと。


せっかく海の近くに行くのだから釣りをしてみようということになり、前日に釣り道具を揃え、墓参りの時にいつも通る港で(釣りをしている人がいつも何人かはいた)やってみたら・・・全然釣れない。僕と長男、長女は早々に飽きてしまい磯遊びなどをしていたのだが、家内は棹をいっときも離さず眉間にシワを寄せながら水のなかを凝視、しかもそのシワは10分単位で深さを増していく。

彼女だけがあっちへうろうろ、今度はこっちへと場所を変えながら2時間3時間やっても全く釣れず、結局釣れたのが手のひらサイズの(5才の長女の手のひらだが)ベラが一匹のみというのがその日の結果。思うように釣れなかったせいなのか、早々に釣りに飽きた僕らが彼女を早く諦めさせようとしたせいか、あるいは僕らの釣りに対する真剣さのなさに腹を立てたせいなのか、帰りの車内で行きに比べて明らかに無口な家内に、「時間がよくなかったんだよ」とか「周りもあまり釣れてなかったみたいだし」とか「また違うところにいけばいいんじゃない」とか言ってみんなでフォローする始末。


以来この日の悔しさが彼女に火をつけたようだ。リベンジを果たす機会を虎視眈々と狙う日々がはじまる。

つい先日の連休中には釣り船での海釣りを、半ば強引に長男を誘って強行している。(大海原に出て釣れたのが、やはり手のひらサイズの小アジが4匹)


よく釣りはギャンブルにも例えられるように、不確定要素だらけのなかで釣り当てた興奮が忘れられずに嵌まるのだと言うが、どうやら家内の場合はいまだ成功体験がないにもかかわらず、最早どっぷりとはまっている。成功した興奮でも、雪辱の念を燃やす場面でも、いずれの場合でもアドレナリンが出ていると考えれば納得のいくことではあるのだが。

(ちなみに彼女は自分のことを「負けず嫌い」と昔から称しているが、仕事においてはまるで「負けず嫌い」らしいシビアさはなく、僕からすれば変なところにおいて「負けず嫌い」なのだ。まぁ、その逆もしかりで、これが男女というものなのか、夫婦というものなのか。)


今回はいったい何のブログであったのだろう。

そう、きっとスタッフ紹介のブログだ。

もう一人のスタッフも本人の了承を得ることができれば、このブログで紹介したいと思います。